こんにちは！「ヒートショック」という言葉は聞いたことがありますか？
ヒートショックは、急激な温度変化によって体が受けるストレスのことで、特に冬場に注意が必要です。高齢者がなりやすいものだから、若ければ関係ないと思われがちですが、若くても起こることはあります。
詳しく知れば予防もできるので、ぜひこれを機会に対策しましょう。

ヒートショックのメカニズム
ヒートショックは、激しい気温差により血管の収縮と拡張が繰り返され、血圧が激しく変動することで起こります。
この血圧の変動が心臓や血管に負担をかけ、急な病気を発症するのです。

特に高齢者の方はリスクが高いですが、若い人でも血管にかかる負担は同じです。飲酒後、食後に入浴した時や、肥満や糖尿病などの既往歴がある場合は若くてもヒートショックの危険性があります。

■日常生活でのヒートショック発生シチュエーション
リビングは温かいけど、他の部屋は暖房が無くて寒いといった環境ではありませんか？そのような家の中での温度差は、ヒートショックを発生させやすくします。
特に以下のようなシチュエーションは注意が必要です。

暖かい部屋から寒いトイレへ移動したとき
暖かい家から寒い空気にさらされる時には注意が必要ですが、トイレには暖房が設置されていないことがほとんどなので注意が必要です。

寒い脱衣所からお風呂に入った瞬間
寒い脱衣所から熱い湯船に入る時も、急な温度変化が循環器に影響を与えます。
浴室は最もヒートショックが起こりやすいので、十分な注意が必要です。

■ヒートショックの予防方法
温度差を少なくする：室内の温度を適度に保ち、急激な温度変化を避けましょう。
トイレや脱衣所に暖房を設置するのは効果的です

お風呂上がりは慎重に
お風呂から出る時は、すぐに暖かい服を着て、部屋を適温にしましょう。寒い部屋へ急に移動すると、血圧の変化が起こりやすくなります

湯船に浸かる前にかけ湯をする
寒い季節は一刻も早く湯船に浸かりたいものですが、そこをぐっと我慢してかけ湯をしてください。温度変化に体を慣らすことで、リスクを減らすことができます。

飲酒後、食後すぐの入浴は避ける
食事をしたあと、お酒を飲んだ直後は血圧が下がりやすくなっています。お風呂にはすぐ入らず、間を開けるようにしてください。

ヒートショックは、意識して対策をとることでリスクを減らせます。寒い時期は、これらのポイントに特に注意して、健康的な毎日を送りましょう。皆さんの健康と安全を第一に考え、温かく過ごしてくださいね！