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サウナブーム

近年、若者からお年寄りまで幅広い年齢層の方々に人気のサウナ。

“サウナー”と呼ばれるサウナ愛好者も現れ話題を集めています。

正しい入りかたを知り、心身ともに整えていきましょう。

サウナの入りかた

水分補給→身体を洗う→入浴で身体を温める→サウナ→水風呂→外気浴→水分補給
これで1セットです。

サウナでは多量の汗をかくため、事前にしっかり水分を取ってください。脱水にならないよう気をつけましょう。

まずはシャワーで頭と身体を洗いましょう。

一度入浴をして身体を温めておきます。サウナ内は非常に高温です。冷えた状態のまま中に入ると身体がびっくりしてしまいます。また、身体の芯まで温まるのに時間がかかってしまいます。特に冬場はしっかり湯船に浸かってからサウナに移動してください。

いよいよサウナに入ります。
まずは身体表面の水分をふきとりましょう。濡れたまま入ってしまうと表面についている水分が一気に高温になり身体の芯が温まる前に表面温度が上がってしまいます。サウナに入る時間は5分〜10分以内の方が多いです。個人差がありますので無理せずに^ ^

サウナで十分に温まったら水風呂で身体を冷やします。他の利用者様もいらっしゃいますので水風呂に入る前にはサウナでかいた汗は洗い流してくださいね。急に入ると身体がびっくりしてしまいますので、この時も心臓から遠い手足から少しずつ浸かるようにしましょう。1、2分で十分です。

水風呂が終わったら外気浴で休憩です。椅子や寝転べるようなベンチが置かれているスペースがあるかと思います。


大丈夫な方は“サウナに入る〜外気浴”までを3回程度繰り返しましょう。
温冷差を交互に体感する事で、循環を促進、疲労回復効果が期待できます。
慣れない方もいらっしゃると思いますので、無理せずご自分のペースで身体と相談しながらお願いします。

サウナのマナー

①サウナに入る前は水滴を拭くこと
濡れたままサウナに入ってしまうとサウナ室のマットなど濡らしてしまい、他のご利用者様の迷惑になります。
そして先程も書いたのですが、身体の表面の水分が一気に高温になり身体の芯が温まる前に辛くなり長時間サウナに入っている事が難しくなります。

②タオルは絞って
タオルを持ち込む場合はサウナ室の外で絞ってから入るようにしましょう。同様にサウナ室内を濡らさないようにする為です。

③大きな声でおしゃべりは控えましょう
コロナ禍というのも一つですが、サウナに来られる方の中には静かな空間でゆっくりと過ごされたい方も多いので、周りへの配慮も必要かなと思います。

④水風呂の前に汗を流す
他のご利用者様の為にも、かいた汗は流してから入りましょう。

サウナの効果

・血流が良くなる
・疲労回復効果
・免疫力up
・体臭改善
・美肌効果
・ダイエット効果
・自律神経を整える

身体の細胞にサウナの熱が加わるとタンパク質が損傷しますが、新たにヒートショックプロテインという別のタンパク質が生まれます。
ヒートショックプロテインはタンパク質の損傷を補修する性質があり、熱でダメージを受けたタンパク質を補修します。古いタンパク質をどんどん新しいタンパク質に交換していく感じです。なのでお肌も作り替えられ、綺麗になります。また、その細胞には免疫細胞も含まれている為、免疫細胞が補修され活性化します。その結果、免疫力が上がり、風邪やインフルエンザにかかりにくくなるのです。研究では、定期的に週2回サウナに入る人と、そうではない人を半年間比較する研究では、サウナに入る人は、そうではない人に比べ、約50%も風邪にかかる確率が低かったというデータも出ています。

サウナの利点は肉体面だけではなく心理的な面にも効果があります。発汗とリラクゼーションは毒素排出効果だけではなく、不安やストレスを取り除きスッキリさせるという素晴らしい効果もあります。
サウナは、100℃近い高音の空間です。その中に数分入ると危機的状況と判断し思考が停止し、何も考えないような状態になります。思考が停止すると、普段考え事で容量がいっぱいになった脳を空っぽにして、整理してくれるのです。それにより、脳がスッキリして集中のスイッチが入りやすくなるそうです。

十分に身体を温めて汗を出した後は、冷たい水風呂に入り身体を冷やします。熱々の体が冷やされ気持ち良いと感じリラックスしていると感じますが、水温が約16℃ほどの冷たい水に入っているので、この時も脳は緊急事態だと感じて交感神経が優位になります。
水風呂で十分に身体を冷やしたら、外気浴スペースで休憩します。水風呂で冷やされ収縮していた血管が解放されて体表温度や脈拍が戻ります。この時に体や脳がリラックスモードに入り、俗にいう整った状態になります。

サウナ、水風呂では興奮状態の交感神経が優位になり、外気浴ではリラックスモードの副交感神経が優位になります。
人間は毎日交感神経と副交感神経を切り替えながら生きていますが、生活習慣の乱れや強いストレスで、このバランスが乱れてしまうと自律神経失調症やうつ病などになり、やる気が起きなかったり、夜に眠気が来ない、常に睡眠不足などの状態に陥ってしまい、負のループにはまってしまいます。
サウナに入った日と入らなかった日の睡眠を研究したデータによれば、サウナに入った日は、サウナに入らなかった日の2倍も、深い眠りについているという結果が出たそうです。
睡眠の質を高めることができれば、忙しい日々の毎日でも、良いコンディションを保つことができます。そういった点もあり、常に高い調子を維持しなければならないビジネスマンやアスリートから支持されているのではないでしょうか。