Blog ブログ

春の陽気に油断しないで!日常生活に潜む「冷え」の危険

ようやく春の陽気がやってきて、気分も明るくなりますね。

薄着で身軽に過ごしたくなる季節ですが、ちょっと待って!
暖かくなってきたこの時期は、つい体を冷やしすぎてしまうことがあるのです。
いやいや、寒くないなら大丈夫では?と思うかもしれません。
しかし自覚症状がなくとも、冷えは体に様々な悪影響を及ぼしてしまいます。

■体が冷えるとどうなるのか
人の体は冷えすぎると、機能が低下するようになっています。
冷たいものを食べ過ぎるとお腹を壊しちゃうよ!と、子供の頃に注意されたことはありませんか?
胃腸が冷えるとその働きが鈍くなり、消化吸収が上手くいかなくなるためですが、これは胃腸に限った話ではありません。
私たちの内臓は冷えるとその機能が低下してしまうのです。さらに、冷えは血液の巡りや神経の働きも鈍らせてしまいます。
冷えは体全体の機能を鈍くしてしまう、と考えて差し支えないと思います。

体の機能が落ちると、結果疲れが取れにくい、むくみができる、病気になりやすくなった…といったような、さまざまなデメリットを引き起こします。
さらには慢性的に体が冷えていると、その状態に慣れてしまって体の不調にすら気づかなくなってしまう恐れもあるのです。

元気に過ごすには、季節に限らず冷えを防ぐことが重要です。
そこで今回は春についやってしまいがちな「冷え」を招く習慣についてご紹介します。

■裸足でフローリングで過ごす
暖かくなってきたし、靴下を脱いで開放的に過ごしたい…その気持ちは分かります!
しかし足先は体の末端で、一番冷えやすい部分です。

足が絶えず冷たい床に触れていると、冷えは全身に伝わり、血流を悪くしてしまいます。
知らず知らずのうちに床の冷たさが体を冷やしてしまっているのです。

この時期でも油断しないで、足先を温めるために、暖かい靴下やスリッパを履くようにしてください。

■シーツを薄手のものに替える
冬物のボア生地のシーツ、洗濯が大変ですよね…早く薄手のシーツに交換したくなりますが、ちょっと待ってください。
シーツを春夏仕様に替えるのは、「掛け布団よりも後」です!

なぜかというと、お尻のあたりには仙骨があり、そこには副交感神経が集まる神経節があります。
仙骨が冷えると、副交感神経の働きが鈍くなり、自律神経の切替が上手くいかなくなってしまうのです。
暖かくなったからといってシーツを変えると、仙骨が冷えてしまう原因になります。
シーツを変えるのはもう少し待って、暑ければ掛け布団のほうで調節するようにしてみてください。

もちろん、長い時間フローリングや板張りの冷たい椅子に座るのも禁物です。
クッションを使って冷やさないように注意してくださいね。

■お風呂上りに髪を乾かさない
髪を洗った後、つい乾かすのを後回しにしてのんびりしていませんか?
体が濡れたままだと急速に体温が奪われるのと同じように、髪の毛を濡らしたままだと頭から熱がどんどん奪われます。

せっかくお風呂で温まったのに、頭から急に体温を奪われていってしまうのです。
お風呂で体を温めることは睡眠にとってもいい影響を与えますが、その後で急に冷やしてしまっては意味がなくなってしまいます。
お風呂と睡眠の関係はまた別の機会にご紹介しますが、まずはお風呂上りはすぐにしっかりと髪を乾かすこと!と覚えておいてください。

以上のように、冷えはついやってしまいがちな日常の習慣で招いてしまいます。
ただでさえ体調を崩しやすい季節の変わり目、冷え対策をしっかりして元気に過ごしたいですね。
今日ご紹介した冷え対策ですが、別の記事でもっと詳しくご紹介したいと思います。
ぜひ読んでいただけたら嬉しいです。