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飽食の時代に栄養不足?細胞膜と食事の関係

前回の記事で、細胞に栄養を運び、老廃物を排出する細胞膜を健康にすれば、体全体の健康が向上することをお伝えしました。

では細胞膜の質はどうすれば上がるのか?逆にどんなことでダメージを与えてしまうのかを今回はご紹介します。

■細胞膜を作る重要な栄養「脂質」
細胞膜の70%は脂質によって出来ています。
「脂質」と聞くと、肥満の原因となったり、血管に悪い影響を及ぼしたりするイメージがありませんか?
お腹や腕につく脂肪の元、高カロリーで、極力控えなければいけない悪者と思われているかもしれません。

しかし脂質は高カロリーのエネルギーであるだけではなくに、細胞膜や脳といった体に重要な器官の材料となっているのです。
健康を気にして脂質を控えているのに、健康な体を作る材料が足りない…そんな状態になってしまっている人も少なくありません。脂質は決して悪者ではなく、体にとって必須となる栄養素の一つなのです。

では脂質をたくさん摂れば良いかというと、そうとも言い切れません。
質の悪い脂質や、酸化してしまった油は健康を損ねる原因になってしまいます。

さらに、食べ物によって含まれている脂質の種類も違います。
たとえばオメガ3脂肪酸、オメガ6脂肪酸という言葉を聞いたことはありませんか?
これは脂質を構成している成分の一つで、この成分の含有量は食べ物によって全く違います。

細胞膜を健康にするには、適切な脂質選び、十分に摂取することが重要なのです。

■現代の食生活の問題「糖質過多」

人の祖先が摂取していた糖質の量は、年間でたったの40~50g、小さじ22杯程度だったとされています。これは、農耕が始まる以前の時代に生きていた人々が、主に、蜂蜜などの天然の糖分を摂取していたことによるものです。

一方で、現代では、年間で21万1400杯、63kgもの糖質を摂取しているというデータがあります。これは、加工食品や菓子、ジュースなど、加工された食品が普及した現代社会において、簡単に手に入る高カロリーな食品が多くなったことが原因です。

ストレスや忙しさから、つい手軽なスナックやジュース、菓子パンなどを食べてしまう。
こんな経験は誰しもあると思います。

このように、現代人が摂取する糖質の量は、祖先と比較すると著しく増えています。
しかし私たちの体は、大量の糖質を処理できるようにはできていません。
糖質は血糖値を急上昇させ、高血糖が続くことで様々な健康問題が引き起こされます。

さらに少し難しい話ですが、糖質を代謝する過程で活性酸素も発生します。
活性酸素は細胞や細胞膜を酸化させ、体の様々なところで炎症を引き起こす原因となるのです。

手軽なエネルギー源である糖質が、細胞を傷つけてしまう。
体を健康に作り替えるには、摂取する糖質量のコントロールが重要となってきます。


このように、健康な体づくりには脂質と糖質のコントロールが重要なことをお伝えしました。
さらに、既に体に不調がある場合には、ため込んでしまっている毒素や老廃物の排出を促すことも重要です。

ラグナニゲルの食事法プランでは、こうした脂質や糖質をどのくらい摂れば良いのか、食事習慣をどのように変えれば良いかをひとりひとりに合わせてサポートしております。

この記事を読んで興味を持った方、もっと詳しく知りたい方は、ぜひお気軽にお問い合わせしてくださいね。

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