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トレーニングが活性酸素を増やす!?活性酸素と上手に付き合うコツは

活性酸素は、健康に興味を持っている方であればご存じかと思います。

体を老化させたり、炎症を起こしたりといった、ネガティブなイメージをお持ちかもしれません。
そこで本題に入る前に、まず活性酸素とは何か簡単におさらいしましょう。

活性酸素って?
活性酸素は私たちが呼吸によって取り込んだ一部の酸素が、その名前の通り活性化されたものです。
他の物質を酸化させる力がとても強いので、体に入ってきた菌やウイルスをやっつけることができます。
また、細胞の分裂や代謝、排卵などにも関わっており、体の正常な働きには欠かせない物質です。

もしかして悪者じゃない?と思いましたでしょうか?そうなんです、活性酸素そのものが悪いのではないのです。
では何が問題になるかというと、それは「活性酸素が過剰に発生する」ことなのです。

体の機能に役立つ活性酸素ですが、発生しすぎると高い反応性が仇となり、細胞を傷つけたり、炎症を起こしたりといったように、私たちの体を傷つけるようになってしまいます。
そのダメージが蓄積した結果、老化が進んだり、ガンや慢性炎症疾患などを引き起こしてしまうのです。

活性酸素は悪者だから全部除去する!ではなく、活性酸素を「発生させ過ぎないこと」そして「発生しすぎたら除去すること」を意識することが大切なのです。
今回の記事では、日常生活で活性酸素を発生させ過ぎないためにはどうすれば良いかをお話しします。

1.ストレスをケアする
ストレスは活性酸素の過剰な発生の原因となります。
自分の生活を見返してみて、高ストレスになっている事を解決するのが近道ではありますが、現実的には中々難しい事情もあるかと思います。
日々感じるストレスをこまめにケアできるよう、リフレッシュできるお気に入りの方法をいくつか用意しておくといいと思います。

しかし趣味に没頭して睡眠不足になったり、おいしいものを食べ過ぎて内臓に負担を掛け過ぎるのはNGです!ほどほどにしてくださいね。
気軽にできる事として、お風呂に入って血の巡りを良くするのはお勧めです!

2.喫煙はしない
タバコの煙に含まれる有害物質が肺に入ると、その物質と戦うために細胞はたくさんの活性酸素を発生させます。
それだけでも害がありますが、さらに発生した活性酸素はタールなどの発がん性物質と結びつき、細胞の癌化を促してしまうのです。
喫煙する人だけでなく、副流煙を吸ってしまうことでも同様の害があります。

活性酸素の害を気にするのであれば、タバコは避けるようにしてください。

3.過度な紫外線を避ける
紫外線のうち、UV-Aと呼ばれる波は体内にある様々な分子と結びつき、その過程で活性酸素が発生します。
日焼けの意味だけでなく、活性酸素の発生を防ぐためにもUV対策は有効ですね。
ですが、常に鉄壁の防御をして紫外線を避け続けると、体がビタミンDを生み出せなくなり、骨や筋肉が弱くなってしまう恐れもあります。
夏であれば15~30分程度が適度な日光浴の量と言われています(日焼けしにくい、しやすいなどの個人差によって変わります)
海など日差しの強いところや、長時間外にいるときなどはしっかりした対策をすると意識していただければいいでしょう。


4.強いトレーニングをするなら、「抗酸化」までを視野に入れる
適度な運動であればいいのですが、強度の高いトレーニングは活性酸素を増やしてしまいます。
マラソンなどの長時間の有酸素運動は、酸素の消費量が増えるためおのずと活性酸素が発生してしまいます。
また筋力トレーニングも、筋肉痛がしっかり回復する前に過度なトレーニングを続けてしまうなど、いわゆるオーバーワークの状態では活性酸素が増えてしまう恐れがあります。

健康のために軽い運動をしている人であればそこまで気にしなくて良いですが、ジム通いにハマって毎日トレーニングをしている、マラソンが趣味という方は、運動しすぎはかえって体に良くないことを覚えておいてくださいね。


ここまで、活性酸素を過剰に出さない対策をご紹介してきました。
では発生してしまった活性酸素の除去はどうするか、次回の記事でお伝えしていこうと思います。