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疲労回復に役立つクエン酸とは

疲れた時にクエン酸

昔から疲れた時に酸っぱいものを食べると良いと言われていますが、昔の人は経験的にクエン酸(酸っぱいもの)が疲労回復に効果的だということを理解されていたようです。
クエン酸には、酸という文字が使われている通り、酸性で酸っぱい味がするのが特徴の成分です。クエン酸が多く含まれている主な食べ物は、梅干し、レモンやみかん、グレープフルーツなどの柑橘類、酢などに多く含まれております。

クエン酸には多くのメリットがあり、スポーツ選手も練習や試合などでよく使用されています。
クエン酸の効果と飲み方について取り上げました。

①疲労回復効果

クエン酸は乳酸の発生を抑制したり、分解したりする効果があると言われており、疲労回復の効果を得るには、運動後や仕事終わりなどに飲むことが1番効果的なタイミングと言われています。

② 抗酸化作用

クエン酸は、酸という名称がついていますが、体内に入ると弱アルカリ性に変わるという性質があり、血液中の酸を中和し、酸化の引き金となる酸素と鉄が結びつくのを抑えます。
結果、老化や癌の原因である活性酸素を出来にくくし、体内のバランスを正常に保ってくれます。
人間は強いストレスや、肉体的疲労、バランスの良くない食生活などで体内は酸性に傾きやすくなります。そこにクエン酸を摂取することで、酸を確実に分解しアルカリ性に変えます。
 

③ 免疫力を高め疲れにくい身体に

体内が酸性になるに従い、疲労の度合いが高くなると言われています。また、血液が酸性化すると体力が落ち、老化や肌のトラブル、免疫力の低下から病気にかかりやすくなります。
そこでクエン酸を摂取することで酸化を防ぎ、疲れにくい体になります。

④ミネラルの吸収を助けてくれる

クカルシウム、鉄、マグネシウムなどの金属ミネラルは水に溶けない不溶性ですが、クエン酸とミネラルを一緒に摂取することで、クエン酸とくっついてクエン酸塩になり、キレート効果で水溶性になります。水溶性になることで吸収されやすくなるという効果があり、より体内に吸収しやすくなる作用があります。
このことから、熱中症予防にも効果的です。

⑤ 新陳代謝を高め、身体を活性化

疲労は活性酸素による酸化ストレスで細胞がダメージを受けることで起きるとされています。このダメージを修復するには【ATP】アデノシン三リン酸というエネルギーが必要です。
また人間が生きていくためには、24時間常に代謝を行い生命維持に必要なエネルギーを生成し続けなければなりません。代謝回路には、【解糖系】【クエン酸回路系】【電子伝達系】の3つがあり、その一角を担っているのが、クエンさんが関係するクエン酸回路系です。人は1日に約3万回呼吸していると言われますが、その度にクエン酸回路系は稼働しています。なのでクエン酸は必要不可欠な存在なのです。
またクエン酸は【ATP】アデノシン三リン酸という人の体の生きる力のもとと言われる重要な物質を増産しすることができ、ダメージを受けている細胞の修復を早め流効果があることで、新陳代謝を高め、身体を活性化してくれます。

クエン酸を多く含む食べ物


みかん系
グレープフルーツ
レモン
パインアップル
キウイ
お酢

クエン酸の摂取方法

疲労回復に効果的な量は1日10~15g。
1回では全て必要料を摂取できないため、3~5回に分けて小まめに摂取することをお勧めします。
クエン酸を多く含む食物を摂取するか、クエン酸原末を水に溶かして摂取しましょう。
この量をサプリメントや、ドリンクなどから摂取しようとすると高額になりますが、薬局などに置いてある原末などは比較的安価で、余分な糖質も入っていないことから安心して摂取できます。
是非お試しください。