前回の記事では、睡眠が疲労とどう関わっているかをご紹介しました。
眠っている間にしっかり疲労物質を洗い流したくなってきませんでしたか?
今回は質の良い睡眠をとるために重要な「体温」についてお話していきます。
眠りと体温の関係
私たちの体温は一定ではなく、一日のうちに上下しています。
ここで言う体温とは皮膚の表面の温度ではなく、内臓など体の中心に近い「深部体温」です。
日中の活動的な時間帯は体温が上がり、眠る前には体の体温が下がるようになっています。
眠る前に深部温度が下がることで、睡眠スイッチが入るとイメージしてください。
そしてその下がり幅は1.5度程度といわれています。
しかし人によってはここで問題があります。
それは、そもそも体温が低い場合、1.5度も下げられない!ということです。
日中の活動量が低かったり、平熱がもともと低い場合はうまく体温を下げられない恐れがあります。
上手く眠れない方は、もしかしたら体温の下げ幅が少ないのかもしれません。
そこで提案したいのが、まずは体温をいったん上げることです。
体温を上げるには
体温を上げるには、いちばん初めに思いつくのは運動をすることだと思います。
しかし、きつい筋トレなどは注意してください。既にうまく眠れない人は筋肉が常に緊張状態で、運動の効果を得にくい上に、かえって疲労をためてしまう恐れもあります。
もし運動をするのであれば、散歩などの軽いものにしましょう。
お出かけするのが難しければ、「ゴキブリ体操」がお勧めです。
え、何それ…?とお思いかもしれませんが、手軽にできて血流の改善もできるとってもいい体操なんです!
こちらで詳しいやり方が紹介されていますので、ぜひやってみてください。
ゴキブリ体操のやり方:手足ぶらぶら30秒でむくみ、冷え性に効果あり!
こうした軽い運動のほかに、やはり効果的なのが入浴です。
入浴の仕方は半身浴など体が冷えてしまうものではなく、しっかりと体温を上げられるように首までしっかり浸かることが重要です。
以前の記事にてご紹介したこちらの方法を参考にしてみてください。
ただし睡眠の直前に入浴してしまうと、体温を下げる時間が取れずに逆効果になってしまいます。
睡眠の1時間半前を目安にお風呂に入るようにしてみてくださいね。
適切な運動や入浴を通じて体温を上げることができれば、睡眠の質が向上し、脳の疲労回復や自律神経の安定につながります。
毎日の生活習慣に意識して取り入れることで、睡眠の質を高め、疲労の負のスパイラルを断ち切りましょう。
ここまでご紹介してきたもしセルフケアも、どうしても眠りの質が上がらない…という方には、お気軽にご相談ください。
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